2012年7月15日日曜日

エピソード6〜東北への旅〜

式根島で1人旅デビューしたボクは、その後、神津島という離島にも旅をした。神津島では特筆すべきエピソードはないので触れないが、第三弾として大学4年の夏休みである9月の第一周目平日にて東北への3泊4日の旅が執り行われた。

いろいろとスケジュールを組んだ今回の旅も結局のところ目的は、地方の純朴な少女との出会い、なのだからそんな無いものを求める自分の愚かさを後から振り返ると下らなくて仕方がなく感じる。。この悶々としたエネルギーを他のことに昇華させることは出来やしないのかと。。。

とにかく一日目は、岩手の盛岡をほっつき歩きながら宿泊した。ここではこれといって書くことが無かったように思う。強いていうなら駅前にナンパ待ちに見える20代中盤らしい女性が広場の椅子に一人で腰掛けており、話しかけようか迷ったがけっきょく話し掛けられなかったぐらいか。

ただ、盛岡駅に到着する直前の電車内で何とも初々しく心が洗われる出来事に立ち会えたことを記憶している。それは、5〜6人の制服を着た中学生か高校生ぐらいの少女たちと(平日なので、彼女たちは学校帰りの可能性が高い。そういう日常を覗き見るのが今回の旅の目的でもあった)、私服を着た彼女たちと知り合いらしい1人の少女が出くわしたのだ。そこで制服を着たメンバーのうちの1人がからかうように私服ちゃんにこう話しかけた。

「あれ〜今から彼氏に会いにいくの〜!?w」

、と。そして私服ちゃんは照れるように何か言葉を返していた。このような少女たちの日常のヒトコマに立ち会えたボクは、とても幸せな気分になった。初々しくていいなと和んだ。

そんな光景を回想しながらカプセルホテルに泊まり二日目、盛岡駅を出発しボクは第三セクターと呼ばれるサービス群にはいる、民間と公共を掛け合わせた鉄道を利用した。JRでないため青春18切符を利用できない電車にわざわざ乗った理由は、とあるラーメンを求めていたからである。ボクが高校生ぐらいの頃だった。新横浜ラーメン博物館で一番のお気に入りだった岩手県久慈市の「千草」というお店である。あっさり淡麗タイプの鶏ベースのスープとモチモチと弾力のあるちぢれ麺の組み合わせが好きで、こういう淡麗ラーメンが現在のボクの嗜好を作り上げているのかもしれなかった。

ラーメンを楽しんだ後は、八戸駅に到着した。ここでボクは2ちゃんねるの大学生活板を開き、某スレに書き込みをした。

「髪◯ちゃん、今、青森の八戸にいますが、オフどうでしょうか?」

彼女はHと呼ぶことにするが、青森在住ということを聴いていたので、八戸まで着てオフを懇願すれば、熱意が伝わり来てくれるのでは?と期待に胸を膨らませていた。。しかし、いくら書いても全くHからの反応はなく、結局オフは出来なかった。。。

ディナーは、八戸せんべい汁だった。B球グルメとして有名になる前だったが、汁の中に入りふにゃふにゃになった南部せんべいは美味しかった。

こうしてボクは、八戸駅の東横インで1人寂しく夜を迎えたのである。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿