2012年8月15日水曜日

エピソード10〜死にたいスレに何かいた〜

エピソード9からまた話は少し遡り、大学4年2009年の年末から年明け頃の話だったか。やはりボクは2ちゃんねる大学生活板をメインの住処としており、特にネガティブ系のスレッドに張り付いていた。例えば、「死にたい」スレや「社会不適合者スレ」、はたまたタイトルの非常に長い「彼女も友達も趣味もないつまらない人生、大学卒業後はそんな人生を継続させるためだけに働かなければいけない現実に絶望している大学生」(長いスレタイを付けられる点は大学生活板の魅力の一つだと思う)といった、その手のスレッドに常駐していた。そんなボクを快く思っていない住人も多く、「ほんとはリア充の癖に非リアぶるな!」といった非難を貰うことも珍しくなかった。しかし、この寂しい男は現実で話しかけられる機会が殆どなかったため、非難の反応でさえ自分に興味を持ってくれて嬉しいと感じてしまっていた。。。

そしてそんな常駐していたネガティブ系スレッド群の1つ、「死にたい」スレを開き、共感できる書き込みでもあったら同意を示そうかとレスをチェックしていた矢先、どうにも違和感のある、普段の大学生活板の空気とは違った雰囲気の書き込みが見慣れない固定ハンドルネームによって書き込まれていた。察するに中の人は女性のように見えたが、スレタイに沿ったネガティブなレスを書き散らしていた。しかし、他の書き込みとはなにかこう、毛色が違っていたのである。。上手く説明は出来ないが、まだ絶望色に染まり切った訳でなく、希望の光も抱えていそうな雰囲気で、そこがどうにも他の住人と違っていたのかもしれない。そのときは、ボクを含め他の住人もその固定について無反応であり、当該スレからもしばらくするとあっさり消えてしまった。。

彼女が後に大学生活板で一大旋風を巻き起こすことになる伝説の女固定(しかもかわいい)、Yであったとは、その時は知る由もなかった。。。

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