2012年7月28日土曜日

エピソード9~伊丹シリーズは好きだ~

ボクは、ほとんど映画をみないけれど伊丹十三の映画は結構好きだ。どうして好きかというとタイミングの問題が大きいと思う。たまたま子供の頃にみたスーパーの女という映画がリアリティあふれていたせいかやけに印象に残っており、大学に入学して新しい趣味として映画を見る習慣をつけることを心掛けたことがある(結局映画を覚えようという目論見も中折れしてしまったが、、、)そんな折、真っ先に手をつけたのが伊丹十三シリーズで、スーパーの女をはじめとしてマルサの女、ミンボーの女、日本初のラーメン映画ともいえそうなタンポポなど、いろいろみた。

伊丹十三作品は社会派というか、リアリティあふれる作品である。スーパーの女では、主人公側のダメだけれども地域に信頼されることを目指す良いスーパー「正直屋」と、広告の内容にウソを書くなど悪いスーパー「安売り大魔王」という二項対立が分かりやすく描かれており、主人公(名前忘れた)とその小学校時代の幼馴染みであるおばさん(名前忘れた)が正直屋を地域に信頼されるスーパーマーケットに育て上げライバル店である安売り大魔王に勝っていくというお話である。こういう愛の貧乏脱出大作戦テイストがぼくは好きなのかもしれない。。。


大学に入ってからこの映画を再度みて、新たに印象に残ったシーンがある。それは、店長?である主人公のおっさんと、幼馴染のおばさんが一度喧嘩をしてしまい離れた後で、結局女の方が戻ってきて再開するという割りとありがちなシーンである。そのシーンに置いて一通り感動的な場面が流れたあとで、店長のおっさんはおばさんにこう誘うのである。

「この後ホテルいこう」

そして、最初は拒否っていた女側であったが、結局最後はその誘いに応じホテルにいくのである。。。ホテルシーンでは二人とも可笑しくて笑ってしまったところで場面転換に入る。。

このときボクは、こう思った。「このシーンみたいな感じで女性をホテルに誘えば、ベッドインできるのでは?」あとで考えてみたら、こう誘える関係に持ち込むまでがハードルなのであるが、そんなことは気にも留めずいつかスーパーの女のこのシーンのように女性をホテルに誘ってみようと心に決めたのである。。

そんな思いを胸に秘めながらも、卒業間近となってしまったにも関わらず相変わらずNNTで、リアルではどこの卒業訓練校に通おうかなどとハローワークに相談にいったりパンフレットを見ていた矢先、大学生活板でボクに絡んでくれる女固定が現れた。正確にはまだ女固定ではなかったかもしれないが、妙に懐いてくれていたのだ。彼女の名前は、Nとしておこう。。。

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